【検証】ラリー・ウィリアムズ短期売買法|第3章「短期トレードの真の秘密」

ラリー・ウィリアムズ『短期売買法』をベースに、日経225先物と円建て・ドル建て金を対象とした検証記録です。

基本は17時に仕込み、東京タイム終値の15時45分に手仕舞う短期売買を前提とします。未来は読めないという立場から、勝ち方だけでなく、負けトレードの管理、資金管理、ルール順守を重視し、再現性のある売買手法を探っていきます。

第1章・第2章では、相場は単なる偶然の積み重ねではなく、高値・安値・終値の動きから一定の流れや構造を読み取れることが語られていました。天井や底値も、見た目や感覚で決めるのではなく、価格の配置の中で捉えるべきであり、その考え方は仕掛けや損切りの基準にもつながります。また、時間の法則を追うよりも、価格そのものの状態や終値の位置、値幅の変化を見る方が実戦的であるという視点が、この先の章を読む土台になります。
目次

骨格

短期売買で大きく勝つ鍵は細かな値動き当てではなく、正しい方向に乗った玉を十分保有し、時間を味方につけて大きな値幅を取ることにある、という点である。骨格は、短期予測の困難さ、損失限定の必要性、利食いを急がない重要性、大きな利益は大きく動く日から生まれること、そして成績差は出口と保有時間で決まること、である。

論点整理

論点
短期の値動き予測は非常に難しい
短期の細かな値動きや日中の高値・安値を正確に予測し続けることは非常に難しい、という点である。

著者は、場中の小さな上下を何度も取ろうとするほど判断ミスや売買回数の増加によって利益を削りやすくなると見る。したがって、短期売買の本質は細かな波を追うことではなく、より大きな値幅が生まれる局面に絞ることにある。
論点
損失管理は必須だが、利食いを急ぎすぎてはいけない
損失をストップで限定することは不可欠だが、利益まで早く確定しすぎてはならない、という点である。

負けを小さく抑える一方で、利が乗ったポジションはすぐ手放さず、時間をかけて伸ばす必要がある。著者は、多くの敗者は損失管理と早すぎる利食いを混同し、結果として大きな利益機会を自ら手放してしまうと見ている。
論点
大きな利益は“大きな値幅の日”から生まれる
大きな値幅の日には特徴があるとされます。

上昇の大きい日は、安いところで始まり、高いところで終わりやすい
下落の大きい日は、高いところで始まり、安いところで終わりやすい

要するに、本当においしい日は、寄りから大引けまで一方向に伸びる日が多いということです。
そのため、ちょこちょこ売買するより、建玉したら大引けまで持つほうが合理的になりやすい、という結論につながっています。
論点
短期トレードでも“時間”が利益を作る
短期トレードでも利益を生む本質は「時間」にある、という点である。多くの人は短期売買ほど素早い利食いが有利だと考えがちだが、著者はむしろ逆に、値幅は時間の経過とともに育つとみる。したがって、正しい方向に乗ったポジションは慌てて手仕舞わず、大きな変動をつかむまで保有し続けることが重要である。
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