2026-02-04-円建て金【NYタイム終了後】_とりあえず、恐怖の時間は過ぎた

レジ:25,850円、サポ:25,250円
上位足は押し目からの戻しへの動きを見せており、先日の狂乱的な下落は収まったと考える。一部、投機筋による下落分の回収(上昇)は目先で行われると見るが、ファンダメンタルズによる下落分で、上値を重くすると言うのが妥当な考えか。

FRB人事・金利観測・ドル動向といったファンダメンタルズ起因の調整圧力は残存しており、上値では戻り売りが出やすい。つまり「短期は戻すが、構造的には上値が重い」という評価
前回の予測は?
目次

円建て、15分足

レジ:25,850円
サポ:25,250円
NYタイムでの停滞により、方向感を失っている状態ではある。
赤線:前日高値、赤点線:レジスタンス、青線:目先のサポート、黄色:直近の寄付(17時~)きからの値動き

環境確認

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Technical/Technical
ドル建て金、USD/JPYから、円建ての動向を確認

日足

昨日夕方から、大きな状況の変化はない。ドル建て(上段)、USD/JPY(下段)はMA平均足でみるとどちらも短期線が長期線を上回り、押し目からの上昇としている。

時間足

雲の上抜けが間近と思われるも、NYタイムでは同意薄。しかし、横移動でも雲から外れ、目先は上昇雲である。
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主要メディアからの要約、纏め

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USD/JPY

NY序盤はドル買い戻しが続き、ドル円は一時156円台を回復。ただ後半はドル高が一服し155円台へ押し戻された。米雇用統計やJOLTSが政府機関閉鎖の影響で延期され、材料が欠けたことがドルの上値を重くした。一方で「反ドル・反米国債」の空気が残り、リスクオフでもドルが安全資産として一方的に買われにくい地合いが示唆された。次期FRB議長に指名されたケビン・ウォーシュ氏を巡っては「独立性懸念は和らぐが、追加利下げ観測が残る」との見方が混在し、ドルは買い戻しと戻り売りが拮抗。目先は156.50円(戻りの節目)を意識しつつも、上値追いには新材料が要る局面。

米国株は反落。ソフトウエア企業を中心に「AIが競争を激化させ、利益率を圧迫する」との懸念が強まり、アルファベットやアマゾン・ドット・コムの決算を控えてリスク回避が優勢となった。エヌビディアやマイクロソフトなども下落し、ソフトウエア・サービス指数は下げが目立つ。一方で、好材料のある個別(例:決算要因)には買いが入り、全面崩れではない。株の調整は「景気後退」より「割高感と期待先行の修正」の色が濃く、投資家心理は“リスクを落とすが、逃げ切るほどではない”という温度感になっている。

金は反発。前日までの急落で売りが出尽くし気味だったところに、ドルが対ユーロで下落し始めたこと、さらに安全資産需要が再点火したことが支えとなった。背景には、米軍がアラビア海でイラン製ドローンを撃墜したとの報道など、地政学リスクの燻りがある。原油は地政学要因で持ち直し、リスクプレミアムが意識された。一方で金は「ドル高・金安」の単純連動ではなく、急落後の自律反発(ショートカバー/安値拾い)と安全資産買いが同時に走った形。つまり、金の値動きは“ファンダの強弱”より“ポジション調整とリスク認識の揺れ”に左右されやすい地合いが続いている。

中国個人投資家を中心とした金の強制決済(巻き戻し)

今回の金急落局面では、中国の個人投資家を中心とした強制決済が下落を増幅させたとみられる。中国では近年、金価格の上昇を背景に、先物や現物連動商品、レバレッジ取引を通じた個人投資家の参加が急増していた。通貨価値下落(ディベースメント)への警戒や地政学リスクを背景に、短期間で投機的な買いポジションが積み上がり、価格は過熱状態にあった。

しかし、次期FRB議長人事を巡るタカ派観測やドル高進行をきっかけに金価格が急反落すると、証拠金維持率を下回る口座が続出。これにより、強制ロスカットや追証対応が連鎖的に発生し、下落が自己強化的に進んだ。特に中国個人投資家は値動きの速さに対応できず、短期間で大きな損失を被ったケースが多いとされる。

加えて、中国の金属取引ネットワークでは、取引相手の決済不能や信用不安も表面化し、実体経済とは切り離された「ポジション整理」が市場を支配する局面となった。今回の下落はファンダメンタルズの急変というより、過度なレバレッジとポジション集中が招いた典型的な巻き戻し局面と評価できる。
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