2026/03/31_相場雑感/予測

あえて、売買するなら高値付近からの下落に乗るイメージではある。
前営業日の範囲内の動き。

赤点線:目先上限、赤線:前日高値青点線:目先下限、青線:前日安値

テクニカル

ドル建てSPOT日足は3/16週の急落から三役暗転を形成しつつあるも、翌週は底堅く推移。ただし、上昇圧力は弱めで、信頼性は低く、雲の流れはよくはない。
→ほぼ同様の評価が継続。
USD/JPYテクニカル的には上位足から下位足まで、順調なアップトレンドである。時間足については、押し目の場面に入っていると考えられる。
円建て週足目安的には終値の23,500円付近の下は髭となっており、一定のサポートは感じられる。
現時点はその下限を推移しているが、上昇圧力は感じず。
→ほぼ同様の評価が継続。
円建て日足目先のレンジは3/23(月)の特大陰線の実体、22,500円~25,000円。上限をブレイクすることは雲を上抜けることになるが、遅行線は実体から下に距離をとっており、強気になれるとは思えない。
→ほぼ同様の評価が継続。

ニュース

全体は、なお不安定である。原油高が主導する一方、株は弱く、金は切り返しても上値追い一辺倒ではない。ドル円も上昇基調を保つが、介入警戒と停戦報道で振れやすい地合いである。

USD/JPY

ドル円は160円台乗せ後に上値が重くなった。背景は中東情勢による有事のドル買いが続く一方、三村財務官が「断固たる措置」に言及し、為替介入への警戒が一気に意識されたためである。さらにトランプ発言でイランとの合意期待も浮上し、過度なドル高はやや巻き戻された。ただし原油高と日本の輸入負担増加懸念は残っており、円の戻りは限定的とみられる。  

株

日本株は原油高の直撃を受けて急落した。中東紛争の激化でエネルギー価格が再び跳ね上がり、日本のような資源輸入国では企業収益と景気の双方に逆風となるためである。市場では単なるリスク回避というより、コスト上昇による業績悪化懸念が強まっている。トランプ発言で下げ渋る場面はあったが、情勢の実質的な改善が見えない限り戻りは不安定である。 

金

金は朝方こそドル高に圧迫されたが、その後はドル高一服を受けて切り返し、地合いを引き締めた。今回は有事そのものに加え、原油高と円安を通じた物価上振れ懸念も支援材料になっている。日銀論文でも基調物価が2%に近づく一方、原油高や円安で短期的に振れやすいと指摘されており、金はインフレと不確実性の両面から見直されやすい局面である。  

原油

原油は中東情勢の中心材料として市場全体を動かしている。フーシ派参戦でエネルギー供給不安が再燃し、日本市場では株安、円の弱さ、物価懸念を同時に誘発した。今回は地政学リスクがまず原油に表れ、その後にインフレ見通しや金融政策観測へ波及している構図である。トランプ発言で停戦期待は出たものの、実際の供給不安が解消したわけではなく、高止まり警戒は続く。  


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